市議会において、災害対策や地域活性化に関する重要な議論が展開された。
宮崎亜希氏は、災害対策基本法の改正に伴い「個別避難計画」の必要性を強調した。高齢化が進む本市では、避難行動が特に重要であり、どの避難所に避難するか、誰が避難支援を行うかを事前に決めておく必要があると述べた。特に、策定予定や情報収集の依頼先についても質問した。
次に、久喜マラソン大会についての議論が行われた。この大会は定員5200人に対し、3280人のエントリーで大幅な定員割れとなった。宮崎氏は、昨年の大会の延長とエントリー数の増加策を講じたにもかかわらず、参加者が増えなかった原因を市に問いかけた。また、経費削減の観点から規模の見直しを求め、予算削減の大切さを訴えた。
さらに、フルマラソン計画の断念に関し、発表時期の徹底を求めた。特に、このプロジェクトに関わった職員の労力とコストの見積もりについても考慮すべきであると語り、市の説明責任を果たすべきとの立場を示した。新たに提案されたリレーマラソンについても、真に「フルマラソン体験」とする意義を問うた。
最後に、久喜東小学校の外壁落下事故に関連し、保護者に対する説明会の開催について迫った。事故からの経過や保護者の不安に対する市の対応の遅れを指摘し、より透明性の高い説明が求められると強調した。市は必要に応じて検討すると約束したものの、実際のアクションが伴わないことに厳しい視線を向けた。