久喜市議会の令和5年2月定例会で、久喜駅東口及び西口周辺のまちづくりと公共交通の利便性向上についての重要な議論が行われた。特に、久喜駅西口周辺の商業施設の設置に向けた計画が進んでおり、地域の活性化が期待されていると市側は述べた。
次に、東口への公共施設についても説明があり、ここには子育て支援施設やコミュニティセンター機能が備わる予定である。これにより、地域のニーズに応えつつ、利便性を高める形になるとみられている。
さらに、圏央道久喜東スマートインターチェンジの設置が交通網を充実させることが強調された。市民にとって利便性の向上が見込まれ、市内循環バスや交通弱者への新たな移動支援を含む全体的な交通計画が今後策定される方向性が示された。
また、久喜市では介護職員初任者研修の費用助成についても議論があり、他市の取り組みに倣い、質の高い人材の確保を目的として、今後具体的な助成制度の構築を目指すべきだとの意見が出た。特に介護職は高齢者の更なる支援に不可欠であり、皆が利用可能な環境作りが課題となっている。
一方、はつらつ運動教室では、高齢者の運動不足解消を目的とした講座が展開されているが、参加枠の限界や利用者の声を受けて、参加者をもっと増やすための取り組みが重要との意見もあった。特に、感染症対策を鑑みた定員制の見直しや新規講師の養成が課題として挙げられている。
最後に、フルマラソンの計画に関する議題も取り上げられ、市長は大会の開催を目指す姿勢を明確にしているものの、参加者の集まり具合や地域の合意形成など、実行に向けたハードルが残されていることが指摘された。市民にとって安心して参加できる大会の実現に向け、柔軟な見直しが必要であり、引き続き市民の声を反映させる施策が求められる。