久喜市の新規就農者支援に関する質疑が行われた。
瀬田 博文氏は、新規就農者への支援体制の充実や、他関係団体との連携を求めた。特に、地域に根ざした農業を営む新規就農者を対象にし、血縁関係の薄い人々への支援の在り方に焦点を当てた。
新規就農者に対する市の基本方針や指針の有無について、行政の考えを問う声が上がった。瀬田氏は、過去5年の新規就農者の調査と把握の実績についても具体的な回答を求めた。また、「地域の新規就農サポート宣言」など、久喜市独自のサポートについても言及した。
重要な支援は他団体との連携、特にJAとの協力を挙げた。さらに、現在実施中の補助金など、金銭的な補助について詳しい情報を求めた。支援が補助金だけでない認識を持ち、心と体の健全な状態が農業の継続には重要であることを強調した。
次に、新規就農者支援のための「空き家対策事業」や「地域おこし協力隊」などとの連携の可能性についても言及し、地域内の農業従事者が減少していることに危機感を抱いていることを伝えた。特に、食料不足やウクライナ戦争による供給不安について指摘し、行政の取り組みを求めた。
続いて、行政活動における紙の使用についても質問が続いた。環境基本計画における紙使用の削減について、瀬田氏はその方向性に疑問を呈した。環境省の「環境マネジメントシステム」をどのように利用し、過去5年との比較でどの程度の削減が実現されているのかを詳しく示してほしいとの要望があった。
また、広報くきについても他市町村との比較を行い、市の評価を求めた。紙の使用量に関しては、費用がかかっているという認識を示し、行政がどのように現在の状況を考えているのかを問う姿勢が見られた。QRコードの使用増加を踏まえ、情報整理や紙面数削減のためにQRコードを有効に活用すべきとの考えも述べた。