久喜市における市政に関する質問が行われた。
その中で、議員の斉藤広子氏は、様々な重要案件について言及した。
まず、読み書き(代読・代筆)サービスの強化が求められた。斉藤氏は、「障害者差別解消法」に基づく共生社会の実現に向け、読み書き支援員養成講習会の受講者数やその成果を問うた。さらに、地域貢献を果たす読み書き支援員のサービス向上のためには何が必要か意見を募集した。このようなサービスは、特に高齢者や障弱者にとって重要であると強調され、市としての整備状況や高齢者の声に配慮した施策の実施を求めた。
次に、高齢者肺炎球菌ワクチンの接種率向上の必要性が指摘された。高齢化社会において、肺炎の重症化が懸念される中、2014年に定期接種が始まったが、接種率の伸び悩みがある。斉藤氏は、市内での更なる対策や具体的な施策を求め、特に65歳の対象者への再通知を提案した。これは公平な情報周知が求められている背景からの意見であり、接種率向上に寄与するものと考えられる。
また、介護制度についても触れられ、高齢者や障がい者の支援体制を守ることの重要性が強調された。斉藤氏は、主任ケアマネジャーの必要性や充足率について調査を行うことが必要だとの見解を示した。介護保険法改正に伴い、より質の高いサービス提供を目指す必要があるとした。
さらに、久喜市新学校給食センターの構築に関し、アレルギー対応の強化や、安心・安全を基本にした給食提供の取り組みが話された。特に他市の成功事例を参考にした施策の導入を求めた。
最後に、ふれあいセンターでの「所得証明書」の発行についても提案がなされた。自動交付機の廃止により困難を抱える市民に配慮し、手続きの拡大が必要であるとの意見を示した。