久喜市の市政に関する質問が行われ、公共施設計画や学校給食費の無償化など重要な議題が取り上げられた。
川辺美信氏は、久喜市公共施設個別施設計画の見直しについて、市民サービスの低下を避けるべきと強調した。具体的には、施設分類別適正配置計画において審議された8つの分類の進捗状況を尋ね、それに加え、残りの6分類の審議日程についても質問した。
また、川辺氏は本庁舎の増築問題にも言及し、その進捗状況について質疑を行った。彼は特に、障がい者福祉施設や保育園の民間譲渡見直しなど、具体的な施策への市の取り組みを問う姿勢を示した。この一連の質問を通じて、市民の意見を反映させる重要性を訴えた。
続いて、久喜駅東口ロータリーのシェルターの延伸についても発言があった。市のこれまでの答弁では、多額の費用が考慮され、新たな設置が難しいとのことだった。川辺氏は、東停車場線の延伸と都市計画道路の開通により交通状況が変わる中で、シェルター延伸の必要性を指摘した。
さらに、学校給食費の無償化についても川辺氏から質問が寄せられた。久喜市は現在、3人以上の児童に対して無償化を進めているが、川辺氏はすべての子どもへの無償化を求め、梅田市長の明確な政治的決断を期待した。
最後に、生活再建に根差した特例貸付制度への取り組みについても質疑が行われた。川辺氏は特例貸付の利用状況や返済免除制度について問うとともに、現状の厳しい経済状況に配慮した支援の拡大が求められていることを訴えた。これは、コロナ禍や物価高騰の影響を受けた家庭の支援に直結する問題でもある。
これらの議論は、久喜市が抱える多様な課題に対する市民の声を市政に反映させ、持続可能な地域づくりに向けた重要な施策の基盤となることが期待される。