久喜市では、最近の市議会において、多岐にわたる課題が議論されている。
これらの中で、特に水害対策や教育現場の改革、雑草対策についての意見が多く寄せられた。
瀬田 博文市議は、栗橋地区の水害想定に基づく菖蒲地区の役割について質問を提起した。
具体的には、大型バスを用いた避難訓練が実施されている中で、久喜市の避難先の考えを問うとともに、栗橋地区周辺住民の避難先としての菖蒲地区の準備状況を確認した。
また、自家用車で避難する住民が多いことに触れ、行政の見解も求め、更には、菖蒲総合支所周辺の駐車場を避難対象者に周知すべきとの意見も示した。
教育の働き方改革においても、多くの意見が集まった。瀬田氏は、現行の学校業務の整理と課題について質問し、特にコロナ禍での学校行事の影響や、段階的なタブレット導入を通じて変化する環境を有効に活かすための方策を模索する必要があると訴えた。
教員のなり手不足も深刻であり、労働環境を整えることが対策の第一歩であると強調し、業務の大胆な整理について具体の考えを問うた。
最後に、市内の雑草問題について真剣に向き合う時期が来ているとの認識も示された。市民からの指摘や行政の負担にも関わらず、雑草問題が深刻であることから、政策の大幅な見直しが必要とされ空間の整備状況を問う発言が寄せられた。さらには、個人や団体による除草作業の活動を促進するため、久喜市ホームページ内に専用サイトを設ける提案があり、行政の評価制度の導入も提案された。
社会貢献型の位置情報ゲームを通じた新たな地域貢献の形についても議論が行われた。
今回の議論を受け、久喜市としては次世代の教員を目指す者への環境整備や地域の水害対策、雑草問題への取り組みをより一層強化していく必要があると言える。