久喜市の公共施設は、トイレやエアコンの故障が相次いでいる。
猪股和雄市議が、公共施設の維持管理が「予防保全型維持管理」からかけ離れていると指摘した。市長に対して現状の認識と対応方針を問うた。
具体的な不具合として、市役所のトイレ故障や長期使用不能のエアコンを挙げた。花みずき会館や菖蒲文化会館のエアコンも長期放置されており、修理の進捗を追求した。また、故障原因として、長年の維持管理や点検が不十分であったことを指摘した。公共施設への修理予算の不足が影響しているとの見解も示した。
また、久喜市周辺ではほとんどの自治体で導入されている「パートナーシップ・ファミリーシップ制度」の導入準備が進められている。猪股市議は人的資源の無駄なく、必要書類の提出による届出制度への移行を提案した。実際に、県内の他の地域でも連携協定が進められており、久喜市でも都心と連携を強化するべきではないかと述べた。
ジェンダー平等やLGBTQへの配慮も話題となり、市内の中学校での水泳授業に関するジェンダーレス水着の導入推進が求められた。新たに発表された男女共用水着の存在を踏まえ、各中学校での導入を検討する要請があった。
太陽光発電設備の設置促進についても言及があり、現段階の調査状況と今後の計画が確認される必要がある。また、ゼロカーボンシティ構想に基づき「気候市民会議」の設置を提案し、市民の参与による政策形成が求められることとなった。市は市民と一体となった取り組みを進める姿勢を明示することが期待されている。