久喜市における市政に関する質問が行われた。市民から寄せられた重要な課題が多く浮き彫りになった。
最初に、春山千明氏(市議会議員)は防災井戸の整備と指定の重要性を強調した。特に、久喜市内には設置された避難所がありながらも防災井戸が現在使用されていないことが問題視された。氏は「いざという時に使用できるように、点検整備を行うべき」と述べている。また、久喜地区以外に防災井戸が存在しない現状についても触れ、「設置を進めていく必要がある」と提言した。
さらに、防災行政無線のデジタル化についても質問が寄せられた。春山氏は、「聞こえにくくなったとの声がある」と指摘。久喜市に寄せられた問い合わせの具体的な内容を問うとともに、更新前と更新後の聞こえ方について調査を求めた。「新しくしても聞こえなくなってしまっては意味がない」と語った。
また、ESR久喜DCの供用後に関する地域の声への対応も重要視された。テナントの稼働実態や物流車両による騒音問題が挙げられ、周辺住民からの苦情が多いことも強調された。春山氏は、「速やかに近隣状況の調査を行い対策を講じるべきだ」と述べ、地域との交流や共存の必要性についても言及した。
市内小中学校におけるエアコン未設置の特別教室に関しても、改善を進める必要があるとの意見が出た。春山氏は、「速やかにエアコンを設置する方針を示すべき」と訴えた。
交差点の信号機改良についてや青葉公民館の階段補修の緊急性も再確認された。春山氏は、「安全対策を進めるべきだ」と提言した。
最後に、梨降雹被害に対する久喜市の対応についても言及があった。市の確認作業が遅れたことを指摘し、今後の連携強化や具体的な対応策の構築を強く求める意義が述べられた。このように市政に関する質問では市民の声が広く表明された。