久喜市における市政に関する重要な議題が、先日の会議で示された。
特に、多くの関心を集めたのは、市職員の副業・兼業に関する問題である。市職員の副業や兼業の実施状況について質疑が行われ、新井兼氏は、その促進が社会貢献活動の参画に寄与できると指摘した。地方公務員法に基づき、ぜひ多くの職員がこの制度を利用してスキルを向上させることが期待される。
副業は、人材の確保や地域の課題解決にもつながるという観点から、新井市議は具体的な許可基準の策定と職員への周知が必要だと述べた。また、民間人材の活用についても言及し、市が必要な技術や知識を持つ人材を副業として雇用することの重要性を強調した。
次のトピックとして、フードドライブの推進が挙げられた。新井兼氏は、食品ロスの削減と生活困窮者への食料支援の強化を訴えた。特に、市内の郵便局を活用したフードドライブの設置の可能性について具体的な進捗状況を聞いた。フードパントリー活動を通じた支援の重要性も再確認され、今後の活動に対する市の見解が求められた。
生産緑地制度における農地の維持・管理も重要な議題となった。特定生産緑地の指定やその管理について、具体的な支援策が必要とされる。新井市議からの質問には、現在の生産緑地の指定状況や、面積要件の緩和に関する市の見解が求められた。特に、所有者に対する支援についても具体的な方策が期待される。
最後に、令和4年度の予算編成の考え方についても議論された。首長選挙を控え、義務的経費を中心とした「骨格予算」の編成が求められるが、新井兼氏は、その意義と今後の補正予算への着目を促した。市民生活向上に向けた予算編成が期待される時期にあるとし、市長の見解を求めた。