久喜市におけるさまざまな議題が議論される中、市政に関する質問が続いた。特にごみ行政や地域猫活動に対する意見が多く述べられた。
渡辺昌代氏は、久喜市のごみ行政、特にSDGsに基づく取り組みについて具体的な質問を投げかけた。具体的には、目標12に基づいた廃棄物の発生防止や削減への貢献を確認したい意向を示す。
また、国の「プラスチック資源循環戦略」に関し、久喜市にとっての影響を懸念し、迅速かつ適切な対応を求めた。そして新たなごみ焼却炉の発電効率に関する具体的なデータも求めた。
一方で、プラスチック廃棄の焼却に伴う環境負荷について、過去の実績を持つ市民が負担を感じることがないようにする考えを示した。市の方針に対する市民の合意が得られない場合、それが市にとってリスクとなるとの見解を強調した。
久喜駅西口の開発計画に関する質問でも、様々な調査の進捗や市民の意見が反映されるべきであると強調した。この事業に関連して、地元住民への説明会の開催とその内容の公開も求められていると主張した。
学校給食をテーマにした質問でも、食物アレルギーに対応した計画の進展が遅いことに批判が集まった。特に、代替食の提供が遅れ、アレルギーを持つ子どもたちが満足のいく給食提供を受けられない状況を改善するよう訴えかけた。
地域猫活動に関しては、独自の補助を求める声もあり、捨て猫の増加や関連する近隣トラブルに対する市の取り組みが求められた。特に、飼い主のいる猫を飼うためのルールについての周知徹底と、ボランティア団体との連携の必要が指摘された。
これらの質問や意見は久喜市の今後の政策に大きな影響を与える可能性が高い。市民の意見を反映した透明性のある政策運営が求められる。