久喜市議会で斉藤広子氏(議員)が様々な市政に関する質問を行った。
まず、久喜駅東口地域の行政サービス向上に関する提案がなされた。現在、該当地域の居住人口の実態を調査し、他地域との比較を求める声が上がった。斉藤氏は、高齢化社会を背景に、ふれあいセンターでの業務拡充が必要であると訴えた。また、期日前投票所の設置も強く求め、「投票率の向上に向けた取り組みが不可欠である」と強調した。
次に、食品ロスの削減に関する質問に移った。政府の基本方針に基づき、久喜市独自の施策が重要であるとし、保育園や事業者への教育や知識普及の進捗状況について問うた。また、食品関連事業者への支援策や、食品ロス削減月間の具体的な取り組みを伺い、地域住民への啓発活動の充実も求めている。
さらに、AEDの普及についても話題に上った。鶴ヶ島市の先進事例を参考に、久喜市内でのAEDの屋外設置を推進し、市民向けの救命講習会の重要性を指摘した。特に女性がAEDを使えるようになるための施策についても焦点を当て、広報活動の必要性を訴えた。
加えて、エンディングノートの活用についても議論がなされ、書き方講座の開催や、生命についての意思を明確にするための制度的な整備を求めた。該当の情報登録制度を導入し、万が一の際に備えて安心な生活環境を確保する意義についても強調された。
最後に、避難訓練を兼ねたコンサートの開催についての提案がなされる。文化会館の利用者が安全に会場を利用できるよう、実施する必要性を述べ、市民の防災意識を高める活動に期待を寄せた。