杉野 修氏が市政に関する質問を行い、重要なアジェンダについて提案した。
まず、有権者に対する便宜の向上についての意見を述べた。選挙公報の配布方法とその審査について、特に全ての世帯への配布を求めた。杉野氏は「新聞折り込み」と「ホームページへの掲載」に関して、高齢者やネット弱者への配慮が不足していると指摘した。「市広報の配布と共に、全世帯への届け出を求めることが重要である」と強調した。
次に、公共施設の個別施設計画に関して住民参加の必要性を訴えた。特に新市役所に併設予定の保健センターの統廃合について、住民からの要望を尊重して計画を見直す必要があると述べた。「各地域の保健センターを存続させることが求められている」と伝え、その後の計画策定には住民の意見を取り入れることを提案した。
また、住宅リフォーム助成制度や商店リニューアル助成制度の施策も議題に上がった。杉野氏は、この制度が経済的な効果を生み出していると強調した。コロナ禍における経済状況を考慮し、「助成を繰り返し利用できる制度への改善が求められている」と考えを述べた。
さらに、鷲宮地区にあるイオンの閉店後の買い物弱者対策に関する質問もなされた。「買い物バスの運行」や「買い物サロン」の実施を通じて、地域住民の利便性向上を目指す取り組みが重要であると述べた。最後に、性的少数者に関わる人権施策のさらなる拡充を求めた。「性的少数者が自らの権利を認められる社会の実現が必要」と繰り返し訴えた。