盛永圭子氏が市政に関する質問を行い、通学路の安全確保や行政サービスの迅速化などについて提言した。
氏は、通勤車両が多い通学道路の「ゾーン30」指定を求めた。特に、県道12号の栢間交差点から栢間小学校正門を通る区間は危険と指摘された。さらに、栢間小学校前から圏央道菖蒲サービスエリアまでの通行路でも、配送車両が多く非常に危険であるため、早急に対策を講じる必要があると強調した。
次に、盛永氏は「すぐやる課」の設置を議題にした。道路の補修工事や草刈りの申請から処理完了までの時間がかかりすぎるため、迅速な対応が求められている。氏は、申請から処理までにかかる日数や文書の管理方法について具体的に尋ね、住民サービスを向上させるための制度創設を提案した。
加えて、稲穂通りにおける農耕機の安全運行についても訴えた。南北埼広域農道として知られるこの道路は交通量が多く、農業従事者が農作業車両を使用する際の危険性が指摘された。農耕車両優先道路とするための標識設置を提案し、周知活動を促進する必要性を強調した。
また、インフルエンザ予防接種について、盛永氏は全市民を対象に助成の拡大が必要であると述べた。新型コロナウイルス感染症が拡大する中、予防接種の重要性が増しているため、助成制度の強化を求めた。さらに、郊外や農村地域における市内循環バスの必要性についても言及し、地域ごとの運営方法の不公平を正すために全域への運行を促す方針を市に要望した。