久喜市内の学校施設や公共サービスの改善を求める声が、議会で強調されている。
市議会では、渡辺昌代氏が期日前投票所の拡充に関して提案した。特にアリオ鷲宮店への設置を提案し、投票率向上を目指す意義を述べた。また、近年の選挙における投票率の分析も求められている。
さらに、久喜市内の小中学校のトイレ洋式化の進捗状況にも触れ、学校間の差がある現状を問題視した。現在、全体の洋式化率は61%だが、40%台の小学校が多くあり、特別教室棟の洋式化が進んでいないことも指摘された。また、市内の体育館が避難所として利用されることから、トイレの洋式化の必要性も訴えられた。
久喜駅前のトイレも老朽化しており、改善を求める声が上がった。異臭や利用しにくさが指摘され、全面建て替えの計画が求められている。そして、公共施設全体の洋式化率や改善計画についても説明が求められた。
また、学校給食センターの空調機に関する問題も挙げられた。昨年発生した破損事故に関連し、予防保全策の詳細や業務マニュアルの改善点についての報告が求められた。市民への情報提供も重要であるとする意見もあった。
タブレットの修繕に関しても、修理が完了したかどうか、現在の修理中の台数や期間についての情報が求められ、学習に支障が出ないよう代替えの手配を願う声があった。
さらに、いきいきデイサービスの定員割れへの対策として送迎の実施を提案し、久喜市の介護予防施策に力を入れるよう促された。
最後に、農地の地域計画策定についての報告もあり、農政の進展や地域計画における今後の課題が議論された。特に高温障害対策としての継続的な支援が強調されている。農業の持続可能性に向けた具体的な対策が待望されている。