久喜市の田村栄子市議が主導する会議で、様々な重要課題が議論された。特に、済生会栗橋病院の移転後の跡地利用計画や、地域のごみ処理方針が焦点となった。
まず、済生会栗橋病院の移転に関して、田村市議は病院跡地の利用について住民の声を反映させるべきだと述べた。多くの住民がクリニックや小規模医院の設置を望んでいるとの意見もあるため、市としての見解を示す必要がある。さらに、跡地の次の施設に対しての初期費用支援についても質問し、具体的な支援策を求めている。
次に、地球環境問題では、新たなごみ処理施設の整備方針が話題に上った。田村市議は、20年間で174億円に上る費用負担の具体的な根拠について質問した。この事業費には、施設の建設から維持管理、廃棄処分費までの全費用が含まれているのか確認を求めた。さらに、発電機や焼却時の温室効果ガスの排出量に関する具体的なデータの提示も求め、新たな施設の環境影響評価をライフサイクルアセスメントで行ったかどうかを明言するよう求めた。
水害対策についても議論された。田村市議は、災害時における自主避難の重要性を強調し、安全な自主避難が可能な道路環境の整備を最優先にすべきだと訴えた。特に冠水時における道路の安全性確保が求められ、適切な標識や指示が必要であると指摘した。さらに、避難者のために市の避難所が確保されるべきだとの提言も行った。
新型コロナウイルスへの備えについては、PCR検査の拡充を求める声が上がった。市内の医療機関での検査体制や条件について明確にすることが、市民にとっての安心感につながるとされる。市議は、今後の検査体制拡充へ向けた市の支援策についても質問し、重要な感染症対策の一環として位置づけるべきとの考えを示した。
最後に、敬老事業に関する意見も取り上げられた。田村市議は、職員の対応や商品券の使用期限の問題について市民の視点を考慮し、地域に根ざしたサービスを提供するよう求めた。