久喜市議会において、斉藤広子議員が複数の重要なテーマについて質問を行った。
特に「生理の貧困」に関する問題が注目を集めている。斉藤議員は、世界中で女性の月経に関する生理の貧困が問題視されていることをふまえ、日本でも影響があると指摘した。最近の調査によると、若者の5人に1人が金銭的理由で生理用品の購入に苦労していると報告されている。この状況を受け、久喜市としての取り組みが求められている。
斉藤議員は、行政としての生理の貧困の認識や取り組み、さらに「地域女性活躍推進交付金」の活用についても質問を展開した。防災備蓄品としての生理用品の取り扱いや、公共施設での無償提供も提案された。これらの提案は、女性の負担軽減を目的としており、より具体策が必要とされる。
もう一つの重要なテーマは、学校給食費の公会計化である。斉藤議員は、教員の業務負担を軽減する必要性を強調した。文部科学省からの通知に基づき、地方自治体の取り組みが求められる中、具体的なガイドラインや市長、教育長の見解が求められた。
さらに障がい者施設の民間譲渡計画に関する質問も行われた。令和3年3月に発表された久喜市の施設個別管理計画に基づき、指定管理契約が切れた後の方針や利用者への情報提供についても疑問が呈されている。特に、民間譲渡が利用者に与える影響や、環境の変化についても懸念が示された。
災害時のトイレの備えに関する質問も重要な議題であった。災害時のトイレ不足問題を踏まえ、各家庭に必要なトイレ用品の準備を促し、マンホールトイレやトイレトレーラーの導入検討も提案されている。これらの提案が、住民の健康と安全確保につながることが期待されている。
最後に、期日前投票所の設置についても取り上げられた。特に高齢化に対応した投票所の設置が必要であり、久喜駅東口の設置検討状況についても質問がなされた。投票率向上を目指す中で、よりアクセスしやすい投票所の配置が求められています。