市政に関する質問が行われ、公共施設管理や歯・口腔の健康施策、自動車仮ナンバーの管理について話し合われた。
新井 兼氏は、公共施設の管理方法について修繕品質の向上を強調した。特に、「適切な保全管理や計画的な維持補修が求められている」と指摘し、緊急対応の必要性や不具合対応の方針について市の見解を求めた。
また、公共施設の管理運営に関して、直営と指定管理者制度を導入している施設の運営状況についても質問した。新井氏は、「それぞれの所管課が異なることで業務の煩雑さが生じており、特に運営意識の低下が懸念される」と述べ、市の一元化を求めた。
次に、切れ目のない歯・口腔の健康づくりについても意見を述べた。新井氏は、乳幼児期の歯科検診の充実や未就園児へのアプローチが必要であると主張した。
さらに、学校における歯科検診の結果について触れ、虫歯未処置の児童や生徒への支援が重要であるとし、教育委員会に見解を求めた。「家庭での口腔ケアが不十分な場合、歯科受診が必要とされるが、実際には受診できていないことが多い」と説明した。
公共施策全般において、フッ化物による予防策の効果が確認されていることにも触れた。市内でのフッ化物洗口の実施状況とその必要性についての見解も求めた。
最後に、自動車の仮ナンバー管理について質疑がなされた。仮ナンバーの運用現状について説明を求めつつ、返納の手続きを円滑に進めるための取り組みが問われた。新井氏は、「未返納の発生状況をしっかり把握し、周知活動の強化が必要」と考えを述べた。
これらの質問を通じて、公共施設や健康施策の向上に向けた重要な意見が交わされた。市の方針や対応が期待される。