最近の会議で、川辺美信氏が防災と都市計画に関する重要な質問を提起した。特に、台風19号の教訓を基にした防災対策の再考が求められており、多くの具体的な施策が提案された。
川辺氏は、台風19号の予測精度が向上したと評価し、避難所の開設や早期避難の重要性を強調した。栗橋地区の避難対策として、バスによる広域避難の実施を例として挙げ、加須市や境町との連携を進めるべきと述べた。特に移動手段がない高齢者を考慮した避難訓練の必要性が指摘され、具体的な進捗状況を問う質問が続いた。
広域避難に関して、川辺氏は、視察研修や国を交えての勉強会、さらにバス会社との協議を進めるべきであると提案。避難勧告前に避難を開始する体制を整える必要性についても言及し、災害弱者への配慮を求めた。
また、台風19号並みの災害リスクに備えるため、市内の事業者や店舗の責任も問われ、行政の立場も明らかにするよう求めた。防災専従職員の配置についても、久喜市でも実施すべきであると主張した。
次に、都市計画道路杉戸久喜線の早期着工と、市道久喜211号線の抜け道対策が取り上げられた。川辺氏は、特にJR宇都宮線の西側部分の工事が進んでいないことに対し、市側の進捗状況を問うた。また、抜け道対策としてゾーン30の指定後の対策もあり、通学時間帯の左折禁止に対する議論が交わされた。
最後に、市道久喜1号線の老朽化した道路照明灯の交換と、コロナウイルス感染予防策についても提案が行われた。特に、職員のマスク着用と消毒スプレーの設置を求め、市としてのサポートも呼び掛けられた。これらの提言は、地域住民とそれらを支える行政の協力が必要不可欠だという視点を強調するものとなった。