久喜市で行われた市政に関する会議では、数つの重要な問題が取り上げられた。
成田ルミ子市議は、新庁舎を含む新総合複合施設建設について、現庁舎の2029年除却が計画されていることを指摘し、特定の建設場所についての議論が行われている現状を問いただした。「この状況を市はどのように考えているのか」と発言し、市の見解を求めた。
また、成田氏は現在の庁舎が狭隘であることを批判し、「建て替えありきで進めたのか」との疑問を呈した。彼女は、現体制の問題点を挙げ、「新築ではなくとも何らかの改善をしていく必要がある」と強調した。新しい庁舎の建設が進められる中、現庁舎敷地内での増築案が検討されていない点にも疑問の声が寄せられた。
次に、生涯学習施設の活用についても言及された。成田氏は「生涯学習の推進の場としてどのような活用をするのか」と方法を問い、市民からの期待や要望についても説明を求めた。特に、次期設置予定の生涯学習施設については、交通手段の確保が課題であることも指摘した。高齢者大学や市民大学の計画が進む中、利用者が施設を訪れやすい環境整備が必要だと主張した。
さらに、中落堀川のり面の除草問題も取り上げられた。今年度は除草作業が行われておらず、草丈が高くなっている状況が報告された。成田氏は、「住みよい久喜市とは言えない」とし、市が行う予定の市職員による除草作業の安全性について懸念を示した。急勾配の場所での除草作業が業務の合間に行える性質のものではないとし、具体的な市の対策について質した。
これらの質問に対し、久喜市の今後の取り組みに関心が寄せられている。市の対応が市民のニーズにどのように応えるのか、引き続き注視が必要である。