田中勝氏は、最近の市政に関する会議において、圃場の境界問題や排水路の状況について質問した。国境近くの栢間排水路は、現在水門の出口が壊れており、開閉機能の不具合が懸念されている。過去には、元荒川が満水の際に逆流し、住民が困難を強いられたケースも取り上げられ、管理体制の見直しが求められた。
この排水路は、日々管理をしている農業者からの情報で問題点が浮き彫りになった。田中氏は、「この問題はあまり知られていないため、多くの方々に知ってほしい」と述べ、早急な対処を訴えた。具体的には、白岡市との話し合いで問題解決の方向性が既に決まっているとのことだが、詳細な工事内容に関しては今後の答弁を待つ必要がある。
また、菖蒲白岡土地改良区における排水問題も指摘された。こちらは、広大な面積を一か所の排水口で賄っているため、豪雨時には管理に課題が生じるとされている。田中氏は、特に「スピード感を持って対応する必要がある」と強調し、今後の取り組みについて考えを述べた。
さらに、廃止された菖蒲三箇地区に関する土地区画整理事業についても触れられた。田中氏は事業の経緯を確認し、長期にわたる計画が未だ未整備の状態であることから、住環境が悪化しているとの懸念を示した。最近の答弁によると、新市への引継ぎについても明言されており、今後の進展に注目が集まる。