先日の市議会において、農作物への光害を意識した防犯灯の設置政策案が議論された。
大橋きよみ議員は、防犯灯の設置要望があるものの、光害が農作物に与える影響を懸念していると述べた。実際に横浜市で導入された光害阻止技術搭載のLED照明が、正しい生育を維持した事例もある。このようなLED照明を、久喜市でも導入すべきとの意見が上がった。
さらに大橋議員は、防犯灯設置による農作物及び通学路の安全性についても具体的に質問した。夜間照明が農作物の生育に与える影響について調査が必要との認識を示し、光害の相談状況や対策も問うた。統合による通学先変更の影響も心配される中、今後の安全対策について市の見解を求めた。
加えて、議会ではヤングケアラー支援に関する提案も議論された。病気の家族を支えるヤングケアラーを支えるため、多機関・多職種連携した相談支援体制が構築されるという。市は厚生労働省の支援を受け、事項の進捗状況を報告する義務がある。
「ヤングケアラーSOS事業」が求められる中、久喜市としての取り組みも必要との意見があがった。今後の実態調査を踏まえ、支援をさらに充実させる必要があると強調された。
また、困難な状況に陷る女性への支援法が今年から施行されることが、多くの視点から注目される中で、久喜市においては、女性支援計画を整備し、人権の尊重に基づく社会の実現が求められている。これに対する市の方針も再度確認する必要がある。
菖蒲南中学校跡地活用を巡って、地域の活性化に寄与する提案を期待する声も聞かれた。具体的な活動案として、農業研究施設の設立や、多様な使い方を模索する計画が語られた。自治体と地域社会の連携の重要性が指摘された。