久喜市の杉野 修議員が、記者会見で複数の市政問題に言及した。
鷲宮地区の道路冠水問題や排水路管理の改善を求める声が、敏感に響いている。特に、大雨時の冠水は深刻な課題で、多くの住民の日常生活に影響を及ぼしている。
杉野氏は、「大型台風時に鷲宮・外野地区で道路が冠水している。これまで何度も問題提起をしてきたが、改善がなされていない」と強調した。特に、市道鷲宮757号線や794号線周辺では、水排水機能の改善が不可欠とされている。遊水池設置の提案が過去にされたが、今回はその進捗状況が問われた。
また、宇都宮線沿線の冠水問題も深刻で、「大中落への排水機能が不十分だ」と杉野氏は指摘。これに対し、下流域に遊水池を設ける案や、他の対策手段を模索する必要があると述べる。行政間での協議が進むことが期待される。
さらに、鷲宮地域内の用水路の管理状況も問題視されている。杉野氏は、「放置されている用水路が多く、環境への配慮が欠けている」と指摘。特に、桜田地区の大中落近くでの植物繁茂が水路機能に影響を与えている現状に対し、改善策を求めた。
久喜市新総合複合施設整備に関しては、市の計画推進姿勢が疑問視されている。杉野氏は、「市民の意見を取り入れるべきだと思うが、実際は計画ありきだ」と不満を漏らした。資料作成における偏りも強調し、「公共施設の管理の問題をやんわりと指摘することが必要だ」と述べた。
加えて、桜田地区にあるイオンの閉店計画による地域影響も懸念されている。杉野氏は、「地域の買い物弱者への対応をしっかりと考えなければならない」として、買い物バスや代替手段の計画の必要性を訴えた。