久喜東小学校での外壁落下事故を受け、市民からの信頼回復に向けた取り組みが求められている。
10月17日に久喜東小学校の外壁が落下した事件に対し、宮崎亜希市議は保護者への連絡の不備を指摘し、対応の改善を訴えた。子どもたちにけががなかったものの、事故後の情報伝達は不十分で、保護者から不安の声が多く寄せられた。
宮崎市議は、まず事故への対応として市のホームページにも情報が掲載されなかったことについて尋ねた。この事故はニュースでも取り上げられており、広く市民に知らせるべきだったと強調した。また、事故の翌日、保護者に送付されたメールには謝罪の言葉や今後の連絡についての言及がなく、それが不安を増幅させたと述べた。
さらに、事故直後の二日間は連絡がなかったことから、多くの保護者が困惑した状況を訴えた。市は剥落箇所に囲いを設けたものの、その報告も遅れたため、迅速な情報提供が必要だと述べた。
保護者からは説明会を求める声もあり、急を要する説明会の開催を検討すべきと宮崎市議は提言した。これにより、事故の経緯をしっかりと説明する機会が設けられるべきだとの意見が出た。
次に、久喜市総合体育館のロビーの壁についても言及された。体育館の雨漏りに関する調査の中で、高い位置にタイルが浮いた箇所が確認され、早急な修繕が求められている。宮崎市議は、雨漏りと合わせてタイル浮きの修繕が必要であると訴えた。修繕のスケジュールについても明確な回答が求められる。
最後に、久喜マラソン大会のボランティア問題についても議論された。市民からは「やりたくない」や「ほぼ強制的にやらされている」との声が多く上がり、ボランティアの人数削減について具体的な方策が求められた。また、交通規制区域においてクレームが多発しているため、警備員の雇用についても検討されるべきだと指摘された。
市は、市民からの信頼を回復するために、これらの問題に対し迅速かつ適切な対応を行わなければならないとされている。