久喜市議会にて、成田ルミ子市議が市政に関する重要な質問を投げかけた。特に青葉中央通りにおける安全対策について、地域住民からの要望を受けて具体的な提案が行われた。
成田市議は、青葉中央通りでの自動車のスピードについて懸念を示した。「バスが通る主要な道路で、自動車が法定速度を超えて走行している現状がある。特に、大型トラックが抜け道として利用するケースが増加している」と指摘した。
また、横断歩道の設置についても意見を述べ、青葉団地から青葉公園へ向かう際に歩道橋があるが、多くの人が道路を横断している実態を明らかにした。高齢化社会に配慮する必要があるとの考えが示され、「横断歩道の設置を検討すべきではないか」と提案がなされた。
歩行者用信号の安全性についても言及し、児童が通学路として利用する区域が坂になっていることから、「安全に通行できているのか」と市の認識を問う形になった。
さらに、自動車の速度を抑制するための啓発看板の設置や、歩行者の存在を知らせる看板の必要性も訴えた。「今すぐにでもできる対策があるはずだ」と強調した。
次に、ネットの行政データサイトの活用に関する提案も行われた。成田市議は、自治体の施策をランキングで確認できるサイトが多数存在することを挙げ、久喜市の施策が更新されていない可能性について触れた。「データサイトの更新を促す部署の設置が必要だ」と述べ、評価向上のための体制の重要性を訴えた。
最後に、避難所として利用される学校における防災倉庫室の設置についても考えを示した。「豪雨災害時に有効な防災倉庫室を校内に持つことが必要だ」と主張し、空き教室を利用した防災倉庫の設置を求めた。加えて、災害時の資機材を補充するためのストック倉庫の計画についても意見を求めた。