久喜市の市政に関する会議が行われ、多くの重要な課題が討議された。
並木 隆一氏は高柳地区の産業団地建設に関して一連の質問を提起した。特に、埼玉県企業局と久喜市の役割分担の明確化が求められる。並木氏は、工事完了までの工程や進出を希望する企業の業種、企業数、面積、雇用予定者数についても詳しい情報を求めた。また、産業団地の固定資産税の増収見込みや、進出企業への減免措置についても質問が寄せられた。
並木氏はさらに、さいたま栗橋線から高柳産業団地への導入路の用地取得費用や工事費、および地域住民の納得度について確認した。導入路の計画に対して住民の理解が得られる必要性が強調された。
次に、中川にかかるさいたま栗橋線の門樋橋の架け替え工事について、工事費の負担に関する疑問が出された。並木氏は、工事区間の川幅や橋梁の高さの変化が周辺に及ぼす影響についても指摘した。工事スケジュール、特に基本設計や実施設計の時期、完了までの見通しが求められた。
並木氏は、高柳地区住民からの要望である、さいたま栗橋線の道路拡幅に関する地域住民との調整も進められているのか、という点を強調した。これは地域住民の利便性に直結する事項であり、懸念を示す発言があった。さらに、門樋橋架け替えによる市道栗橋６７８号線と高柳産業団地との接続道路の建設の必要性も問われた。
また、ＪＲ宇都宮線の橋梁の架け替え工事についても言及された。並木氏は工事費負担について、川幅や橋梁の高さが変わるかどうかに加え、工事に伴うスケジュールの詳細を要請した。アンダーパスの建設の可能性についても議論がなされた。
最後に、開発行為における500㎡規制に基づく位置指定道路の整備が議論に上がった。並木氏は、雨水対策としての道路側溝整備の必要性を訴え、久喜市による指導強化を求めた。これにより、洪水被害を避けるための方策として、住民の安全が保障されることが期待される。
全体として、この会議は久喜市における地域開発やインフラ整備に重要な影響を及ぼすものとなった。