盛永 圭子氏の一般質問が、市内循環バスの運行について市に強い疑問を投げかけた。
盛永氏は、市内循環バスが久喜市街のみを走行していることを問題視し、交通不便地域への拡大を求めた。市長が約束した「交通不便地域を無くす」の公約について、彼女は実現されていないと指摘し、「同じ久喜市でありながら、菖蒲地区や鷲宮地区、栗橋地区に循環バスを走らせないのは偏った行政の運営」と強調した。
さらに、「ごみ処理場を菖蒲地区に建設する予定があるが、地元にはデメリットしかない」とし、循環バスを運行することが一つのメリットになると提案した。また、近隣市町での循環バス運行の実態についての質問もあり、「市町の一部だけをカバーする運行があれば」との意見も示された。
次に盛永氏は、除外申出についても質問を続けた。具体的には、農用地区域からの除外手続きにかかる時間について触れ、「聞いている限り時間がかかると聞いている」と述べた。除外申出ができる条件など、さらに詳しい説明を求めた。
また、集落排水の工事後の道路の補修についても問題を提起した。盛永氏は、工事から20年以上経過した現状を指摘し、「大部分が応急処置のまま放置されていることを市は承知しているのか」と市の認識を問うた。実際に「全面的な改修はいつ行うのか」との具体的なスケジュールについても関心を寄せた。
市の担当者からの応答には、無責任な回答が続く様子が見受けられた。市民の生活に直結する問題であり、今後の改善が求められている。