市政に関する会議で気候変動対策や都市環境保全に関する重要な議論が行われた。
田中 勝氏は、政府の脱炭素戦略に基づく企業への開示ルール整備について触れた。政府の目標である2050年までに温室効果ガスの排出量を実質ゼロにするためには、企業が積極的に気候変動対策を開示することが重要です。田中氏は地方公共団体における取組の必要性を指摘し、独自の対応策の立案を提案した。
次に、清久公園の大池と西池周辺の環境保全についての質疑が展開された。田中氏は、釣堀廃止後の調整池活用において、水位の調整の問題を取り上げた。現状の水位が変わらないことから、周辺の清久地区に洪水の影響が及んでいると指摘。迅速な対応が求められている。
また、田中氏は路肩の管理の効率性についても言及した。西池周辺での雑草や土砂の問題に対して、手作業の除去だけではなく、機械化による効率的な管理を提案した。その一方で、不法駐車やポイ捨ての問題が依然として深刻化しており、一歩踏み込んだ対応策が求められる。
樹木の植栽については、太皷田公園の状況が議題に上った。田中氏は、都市公園としての在り方を問う中で、樹木が不足している現状を批判した。緑の重要性を強調し、植栽計画の見直しを求めた。
さらに、街路樹や歩道の管理状況も議論された。田中氏は全市的に管理状況が改善されていないことを指摘し、具体的な改善策を求めた。市道における街路樹への適切な管理が求められる中、農業や生活環境に配慮した取り組みが必要である。
最後に、寺田上中島線の歩道の管理問題について、地元住民の要望を受けた田中氏は、通学路としての安全性確保が必要であることを訴えた。また、ミニ公園の改善についても、高齢化社会における維持管理の難しさを考慮し、早急な対応が求められると述べた。