久喜市において、市政に関する重要な議題が取り上げられる中、春山千明氏がいくつかの質問を行った。
最初に、春山氏は能登半島地震の教訓から水の確保の重要性を強調した。現行の公共施設に設置されている防災井戸について、改修や登録の積極的な推進が求められた。昨年、行政からは水質や費用対効果の理由で利用しないとの発表があったが、実際の災害時には水の問題が大きな課題となっていた。春山氏は「何をおいても水は可能な限りたくさん準備していくことが大切であり、災害時の生活用水確保のために防災井戸の利用再開を求めますがいかがか」と述べた。
次に、総合運動公園の大規模改修に関して、利用者や団体からの要望にどのように対応するかが問われた。新たな運動施設の整備に関し、現在利用している競技団体から影響を懸念する声も上がっているとのこと。春山氏は「担当課では把握しているか伺う」と述べ、また施設内の倉庫の使用継続の可否についても質問した。利用者の声を反映させるためのアンケート実施も提案され、今後の対応に関心が寄せられている。
さらに、難病患者のための専門相談窓口の設置に関しても質問がなされた。春山氏は開設に際し、「当事者の方々の課題に十分対応できる体制を整えるべきだが、開設頻度や受付方法など具体的な内容を伺う」と述べた。また、相談員は専門職でなければならないとの意見も表明され、相談窓口の重要性が再確認された。
最後に、久喜中央コミュニティセンターにおける「楷の木」の案内看板の設置についても言及された。看板が老朽化し撤去されたことを受け、春山氏は適切な内容の新しい案内看板の設置を求めた。「楷の木」に関する歴史的背景を市民に伝えることは重要との観点から、新設の意義が説かれた。行政の対応が注目される中、市民生活に影響を及ぼす議題が多くの関心を集めている。