盛永圭子氏は、市長の重点施策についての質問を行った。
特に、久喜、菖蒲、鷲宮、栗橋の4地区の優先順位に対し、その具体性を求めた。また、菖蒲地区における農業従事者の高齢化に対して、梅田市長の見解を質した。農業振興拠点「道の駅」の整備についても具体的な構想や完成までの年数を尋ね、市が民間からの土地再生利用計画に対してどのような姿勢を示すのかも確認した。
次に、小林交差点の改良工事について意見が述べられた。盛永氏は、住宅の移転から4年以上が経過したにもかかわらず、工事の着手が行われていない状況に疑問を投げかけた。市が杉戸県土整備事務所に対して積極的に働きかけを行っているのかについても質問した。この問題に関連し、菖蒲南中学校と小林小学校の生徒たちの交通安全対策が講じられていない点についても触れた。
さらに、盛永氏は小林地区・下の寺に関する側溝のふたかけについても訴えた。過去の行政においても手つかずのままとなっており、安全面での配慮が必要だと強調した。菖蒲地区の集落排水の工事跡の復旧については、すでに20年以上も前の計画が進行していないことから、いつ着手する予定なのか尋ねた。少しの区間でも復旧工事を望む声も上がった。
最後に、市内循環バスの導入についても議論された。過去4年間、不便地域にバスが走らせたいとの要望があったにもかかわらず、市の対策がないことが問題視されている。今後も不便地域に対する施策が進まないのか、盛永氏は明確な見解を求めた。市民の生活に直結する問題だけに、迅速な対応が期待される。