井上忠昭氏は、医療問題の解決へ向けて市内病院との信頼関係構築が重要だと強調した。
医療機関との情報交換は定期的に実施されているが、真の信頼関係が築けているとは言い難いと述べた。済生会栗橋病院や新久喜総合病院との関係を振り返り、今後のあり方を問うた。さらに、三者協議会の形式についても言及し、現行の方式に疑問を呈した。効果が期待できる活動が少ないゆえに、市民への情報提供や理解を促す機会を増やす必要があると訴えた。
次に教育について取り上げ、学校運営事業費の予算措置について教育委員会が不十分であるとの見解を示した。財政部局は現場の声をしっかり受け止めるべきだが、実際の現状把握がなされていないと警鐘を鳴らした。また、PTAの予算についても疑問を呈し、地方財政法に抵触する事態を改善すべきであると述べた。予算の透明性を求める意見が多く出た。
通学路の危険性にも触れ、消えかかった路面表示の補修を迅速に行う必要があると述べた。道路パトロールや市民からの通報に依存している現状には問題があり、どのように優先順位を付け対応しているのかを問うた。教員の働き方改革については、現場の意見をしっかり反映させる体制が求められると強調した。
最終的には、夜間や休日の連絡体制や防犯対策についても質疑を行った。防犯カメラの効果に疑問を持ち、消極的な立場を改めるべきとの視点を指摘した。特に、犯罪の多発地域での防犯カメラの必要性について強調し、具体的な対策が取られることを期待されている。