久喜市での市政に関する議論が活発に行われており、特に喫煙問題やCOVID-19対策が焦点となっている。
具体的には、猪股和雄氏が久喜駅前東西口広場の喫煙所を廃止し、新たな喫煙所の設置を提案した。氏は「COVID-19の感染拡大防止の観点から、現在は喫煙所が閉鎖されているが、再開は困難である。」と述べ、直ちに撤去すべきであると強調した。
また、久喜駅西口広場に新しい喫煙所を設置する方針を国交省と協議しつつ進める必要性も訴えた。「国交省に直ちに撤去を求めるべきである」と具体的な行動を提案した。
さらに、猪股氏は「子どもの禁煙教育」に関しても質問した。中学校での喫煙経験率が12%に達している中で、久喜市の取り組みについて質問があり、「尿中コチニン検査を実施してほしい。」と訴えた。これは、受動喫煙の実態を把握し、保護者に連絡するための具体的な施策である。
感染症対策についても重要な提案があった。猪股氏は「久喜市地域防災計画」に健康危機・感染症対策を位置づけるよう求めた。「新型インフルエンザやCOVID-19を健康危機災害として捉えるべきだ。」と具体的な認識を求めた。
PCR検査センターに関する質問も多く、氏は「久喜市は地域での感染症発生に対してどのように支援しているのか」と疑問を呈した。また、「気候非常事態宣言」や同性パートナーシップ制度に対しても、久喜市が積極的に取り組むべきとの意見が挙がった。
猪股氏は、「久喜市として基本的な姿勢を示すべきだ。」と市長に見解を求めた。市政の重要な方針が次々と問われており、今後の対応が注目される。これらの意見に対して市長がどのように応えるかが、市民にとっては大きな関心を集めている。