久喜市における市政質問会で、井上忠昭氏が様々な市民問題に言及した。
井上氏は、医療問題に関して済生会栗橋病院跡地の利用問題や新型コロナウイルス感染症への対応について質疑を行った。特に、済生会加須病院の開院を控え、今後の医療提供体制の継続性について懸念を表明した。また、夏休み中の感染状況と学校の対応についても質問し、保護者の不安に応じた対応策を求めた。
通学路の安全対策についても言及。千葉県の事故を引き合いに出し、久喜市における危険箇所の把握や対応状況を問うた。特に市内の通学路での危険箇所が何カ所把握されているか、そしてそれらの認識に対する地域の声についての調査が必要だと強調した。さらに、事故を受けての国からの安全対策に関する通知内容や、それに対する市の対応状況に注目が集まった。
久喜市公共施設個別施設計画に関連して、地域交流センターの設置や青葉公民館の除却計画についても問われた。井上氏は、利用者の利便性向上のため室内改修や備品購入の計画について説明を求めた。特に地域自治会との関係や話し合いの進捗についても重視し、今後のスケジュールと基準について質問を行った。
ベンチ設置については、高齢者のための設置要望がこれまでどれほどあったか、市が撤去した事例とその理由も尋ねた。井上氏は、自治会などが設置したベンチに対する行政の対応も重要視し、地域の意向をどのように組み入れるのかについて質問を行った。
最後に、市役所本庁舎の駐輪場に放置された廃棄自転車の扱いについても意見を述べ、見栄えや市民接遇への配慮が求められると指摘した。これらの質問を通じ、市民生活に直結する問題への迅速な対応を求める姿勢が明らかとなった。