久喜市における令和4年6月3日の降雹による農作物被害に関する議論が行われた。
樋口智洋氏は、降雹による被害状況やクラウドファンディングの現状について質問した。特に、農家を応援するためのクラウドファンディングは6月10日から9月7日までの90日間行われ、その進捗状況について関心が寄せられている。
また、樋口氏は「防雹ネット」設置に対する助成制度についても詳しく尋ねた。被害を受けた梨や露地野菜の廃棄状況に関する情報も求められ、地域の農業支援策として重要なテーマとなっている。
さらに、草加市の商工会議所が引き取った久喜市の梨を活用し、子ども食堂で300人に提供された取り組みにも触れ、この効果的な活動の拡大について市の方針を伺った。樋口氏は、食品ロス削減と経済的困窮世帯への支援に繋がるこの活動を広げる意図を持っていると強調した。
次に、公共下水道整備についての議論もなされた。樋口氏は、農業集落排水処理施設が公共下水道に接続される見通しについて質問し、県が古利根川水循環センターにおいて汚泥消化施設およびバイオガス発電施設の導入を計画中であることにも言及した。この計画は令和6年度の工事着工を目指して進められている。
合併型浄化槽の周知についても問題視されている。樋口氏は、浄化槽法改正により単独処理浄化槽の設置が禁止となったが、合併処理浄化槽についての知識が不足している市民へのアプローチを市はどうしているのかと問うた。
また、道路や街灯整備に関する進捗状況にも言及があった。市道久喜7号線の整備状況や今後の整備見通しについて、特に南2丁目から白岡市への道路のくぼみや雑木に関する問題が取り上げられた。これに関連して議論の進展が求められた。