久喜市での市政に関する質問が行われ、高齢者の移動問題やコロナ対応がテーマに上がった。
奈良政宏氏は、まず安心安全に住みやすい街に向けての施策について質問した。
高齢者の自動車運転免許更新が厳格化された影響で、久喜市では高齢者の免許返納が進む現状がある。 これにより、移動が困難な高齢者が増えており、奈良氏はこの問題に迅速な対策が必要と強調した。地域における移動手段の確保が不可欠であり、行政の支援が期待される。
次に、COVID-19の感染が再拡大する中、奈良氏は今後のコロナ対応について質問した。
特に第7波の影響で病院がひっ迫し、市民が必要な医療を受けられない状況が改善される必要がある。この状況を受け、市は長期的な視点での対策を議論するよう求められた。市民の健康と生活を守る施策が急務である.
さらに、奈良氏は9月に予定されていた防災訓練の中止についても言及した。
新版BA.5の感染拡大を受けた判断も理解されるが、次回の訓練の見通しが示されなければ、不安を抱える市民が増えるとの懸念が示された。
次に、久喜市の発展と活性化に向けた施策に関する質問があった。
奈良氏は、アニメ「らき☆すた」を活用した地域活性化への期待を述べた。10年間で31億円の経済効果が認められる中、今後市は新たな開発や商業の活性化に注力すべきと訴えた。 住宅や商業施設の整備が地域経済の底上げにつながるとされる。
また、空き店舗対策についても危機感が示され、奈良氏は商工業の支援策について市に具体的な施策を求めた。
最後に、栗橋駅東口周辺のまちづくりについて、アンケートの回収率も訊ねられ、地域の意見を反映した施策の重要性が再確認された。
市民の声を取り入れることが、その後の発展に寄与するとして、率直な対応が求められる。