令和3年3月17日、久喜市議会は令和3年2月定例会を行い、重要な議題が多く取り扱われた。
議会では、初めに市長提出の追加議案に対して質疑が行われ、6件の追加議案が上程された。市長の梅田修一市長は、教育長に柿沼光夫氏を推薦するとし、引き続き教育の発展を目指す考えを表明した。
また、議員への補助金や新総合複合施設の整備についても議論された。議員からは新庁舎の建設が最重要とされ、従来方式の維持を求める声もあった。
議会では、国民健康保険や介護保険に関する条例改正も多数提案された。特に、後期高齢者医療制度の負担増と国庫負担の削減に懸念の声が聞かれ、医療費の負担軽減を求める意見が相次いだ。市民の生活を支えるため、給付金や支援策を拡充すべきだとの意見も伝えられた。
環境施策についても議論が交わされ、プラスチックの焼却処分方針に対する異論が出され、資源化やリサイクルの必要性が改めて確認される場面があった。この問題に関連して提出された請願案が多くの市民から支持を集めたことを受け、議会はその重要性を認識した。
また、今後の久喜市における公共事業計画についても、具体的な施策の必要性と、市民や関係者の意見を十分に反映させる重要性が強調された。議会は今後も市民目線での運営を心掛け、住みよい地域づくりに貢献する決意が再確認された。しかし、新型コロナウイルス感染症に於ける影響により予算規模は減少し、今後も厳しい財政運営が求められると言及された。
今回の定例会の結論として、各委員長の報告が行われたが、議題へ提案された見解において賛否が分かれる案件が多く見受けられた。特に、施設整備に際しての位置づけや、市民のニーズに合った施策推進が急務であるとして、国との連携強化を求める意見が目立った。