久喜市の公共施設個別施設計画に関する議論が行われ、様々な意見が交わされた。
特に、「集会所等の譲渡・売却に関する手続き」についての懸念が際立った。議席番号8の贵志信智氏は、新たな機能が求められる中、集会所が全市民に利用可能か、また自治会の関係者だけに制限されるかなどの疑問を呈した。
さらに、行政資産が民間に譲渡された後の利用方法についても疑念が示された。氏は、地域任意団体に譲渡した財産が、市の公用として利用される保証はどのように担保されるのかと問いかけた。また、集会所等が適切に維持されなかった場合の責任は市に帰属すべきであるとの意見も述べられた。
教職員の働き方改革についても言及があった。頻繁に過重労働が報じられる中、贵志氏は、久喜市教育委員会が設定した年度内の時間外勤務上限の超過状況や、その実効性について検討を促した。特に、教職員の意見を匿名で集める手法の導入についても提案され、業務削減を進めるための基盤作りが求められた。
久喜市のコミュニティセンター化の計画にも言及がなされ、営利団体の利用を可能にすることで地域経済への貢献が期待される。市民全体で利用できるプラットフォームを確保することが不可欠だと指摘された。最後に、道路標識や照明の移設についても安全確保の観点から意見があり、全ての市民が安心して通行できるような環境づくりが求められている。