久喜市において、小中学校の1人1台端末や大型提示装置の修繕・更新が急務となっている。
市議会での発言によれば、国のGIGAスクール構想に関連し、3年前に配布されたクロームブックの耐用年数が迫る中、更新計画の必要性が強調されている。教育現場では既に端末の故障が頻発し、授業が進まる中で手元に端末が無いという状況も報告されている。
また、大型提示装置の更新には大きな予算が必要と懸念されており、文部科学省が負担する3分の2の補助金を得るためには、自治体による整備計画の策定が欠かせない。これについて、教育委員会はどのように進めるのか注目されている。
教育長も「迅速な対応が求められている」と述べるなど、更新計画の策定速度が求められている。
公共施設や学校の安全確保についても深刻な問題が存在する。一昨年から続いている外壁の落下や防火設備の不具合は、点検で指摘されながら手を付けられていない状況が明らかになっている。
検査が行われていなかったことが危険を加速させており、万が一の事故の責任が問われる可能性も懸念されている。議会では、点検を急ぎ修繕する必要性が強調され、市民が安心して施設を利用できるようにするべきとの意見が相次いだ。
さらに、久喜市の職員の処遇改善も重要な課題となっており、理不尽な市民対応や業務の過重により、職員の精神的疲労が深刻化している。
市は「対行政暴力への対応マニュアル」を策定中であり、その進捗も注視されるべきである。職員が文化の発展に意欲的に取り組むためには、働きやすい環境を整備することがますます求められている。
最後に、東鷲宮駅前の立体通路の建設についても問題の声が上がっている。必要性が疑問視される中、さらなる調査と情報公開が期待される。
久喜市の市民生活に影響を及ぼすこれらの問題に対し、今後の市の施策が注視される。