久喜市の長谷川富士子議員は、災害備蓄品として乳児用液体ミルクの導入を提案した。
液体ミルクは、母乳に近い栄養素を含み、常温で約半年から1年間保存可能である。このため、災害時でもお湯を使わずに乳児が飲むことができ、重要な備蓄品となり得る。北欧諸国では、液体ミルクが広く普及しており、日本でも公明党の要請により、国産液体ミルクの製造・販売が解禁され、3月から店頭で販売開始された。
議員は、液体ミルクの活用に向けた具体的な取り組みを市に求めた。まず、災害時における本市の乳児用ミルクの備蓄状況について、備蓄場所や量、防災費の内訳などを詳細に伺った。さらに、液体ミルクの導入についても、本市でも採用する方針を示すべきだと述べた。
次に、栗橋地区と鷲宮地区を結ぶ佐間・八甫線の道路整備についての意見が出た。長谷川議員は、道路整備による交通量の増加が事故を引き起こす可能性を指摘し、佐間・八甫線と県道の交差点における信号機設置や右折レーン導入について考慮するよう求めた。特に道路幅が狭く、中学校が近くにある点が懸念されている。
さらに、久喜市都市計画における栗橋地区の整備についても質問した。市の計画による小学校跡地の有効活用や、駅周辺の開発が急務であるとの認識を示し、進捗や住民の声がどのように反映されているかを確認した。
最後に、桜田小学校付近の市道鷲宮690号線における安全対策の強化を提言した。通学路として使用されるこの道路の危険性を指摘し、早急な対策の実施を呼びかけた。最近の交通事故の増加を受け、特に歩道標識や安全設備の設置が求められる。