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久喜市、災害時の避難所問題と複合災害に備える方針を議論

久喜市での災害対策に関する討論が続き、避難所の開設遅れや複合災害時の対応策が問われる。
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久喜市における災害対策を巡る議論が続いている。

田中勝氏(久喜市議会議員)は、昨年の台風19号の際の初動の遅れについて、具体的な問題点を指摘した。

特に、災害発生時の避難所の混乱が著しかった。菖蒲地区と栗橋北彩高校の避難所が「二転三転して混乱を極めた」。これに対し、市は実施した避難措置が適切であったと主張するが、田中氏はその認識に疑問を呈した。具体的には、避難所の開設も遅れ、多くの市民が困惑したと述べ、行政の判断基準について問いただした。

また、利根川の水位上昇による避難勧告が真夜中に発令されたことも問題にされた。「適切な判断」とその根拠を市に求めた。

さらに、災害時の弱者への移動方法が議論され、高齢者や障がい者が避難する際の困難に対処する必要性が強調された。自主防災組織に頼るだけでは不十分であるとの見解もあった。

また、広域避難の重要性も指摘された。特に栗橋地区の浸水リスクなどを考え、早めの避難行動が求められている。だが、市の対応は遅れているとの声が上がり、矛盾点が取り沙汰された。

田中氏は、緊急時におけるバスの移動手段の確保についても疑問を投げかけた。23年の台風19号のような災害時における避難の実効性も懸念されている。

また、新型コロナウイルスの影響を受けた避難所についても言及され、多くの市民が集まる避難所での3密回避の対策が求められる。さらに、医療体制や復興支援団体の体制についても懸念が示され、複合災害に備えるための設置方針が問われた。

久喜市の今後の対応と具体策が注目されている。

議会開催日
議会名令和5年5月久喜市議会定例会
議事録
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