令和4年第4回加須市議会定例会が、12月12日に開催された。
重要な議題は、一般会計補正予算や個人情報保護に関する条例、感染症対策などである。
さらに、一般会計補正予算(第8号)は賛成多数で可決された。
金子正則総務常任委員長は、予算の内容に対して詳細な説明を行い、公共施設の対応や医療費等の増額予算について言及した。特に、重度心身障害者医療費支給事業などにおける影響額について説明し、必要支出の増加を指摘した。
また、加須市個人情報の保護に関する法律施行条例(第98号議案)も審理された。討論では、反対意見が相次ぐ中、池田裕美子議員が発言し、「改正法に基づく条例が必要だが、内容には慎重な検討が必要」と強調。
加須市の現行の条例が廃止されることへの懸念が表明され、行政の情報管理の方向に疑問が示された。一方、中條恵子議員は、一般会計補正予算に賛成の立場から、予算の意義を再確認し、子育て支援の充実について言及。支援医療の年齢引き上げに関し高評価した。
感染症対策における子どもの権利に関する陳情も議論の焦点になり、大内清心委員長が「周知の徹底が求められる」との見解を示した。詳細な説明が求められ、具体的な対応策に共感を持たれていた。
最後に、議会は人権擁護委員の候補者推薦について意見を求め、適任とする見解が一致した。議員派遣についても異議はなく承認された。
今回の定例会では、加須市の行政運営において重要な議題が多く扱われ、様々な意見が交わされたものである。