加須市議会の令和6年第2回定例会が開催され、市政に対する一般質問が行われた。
議会では、赤坂和洋議員が令和6年度の防災訓練について質問した。昨年度は酷暑により訓練が中止されたが、今年度は8月31日の土曜日に早朝に訓練を実施することが決定した。訓練の内容には、主に公助として活動する機関の連携強化が含まれ、具体的にはシェイクアウト訓練や避難者誘導訓練が行われる予定で、約300名の参加が見込まれていると増田浩之環境安全部長が回答した。
続いて、済生会加須病院の運営状況についても質問があり、松永勝也健康スポーツ部長が答弁。病院運営は2023年度において患者数は前年から15%増加したものの、依然として厳しい状況であることを理解する必要があると伝えた。さらに、病院では常勤医師と看護師の数が増加していること、一部トイレの管理状況などについても詳しく説明された。
また、議会では加須駅南口のまちづくりに関する進捗についても質問があり、現在は基本計画の中で14ヘクタールの区域での進出希望企業を調査中であることが明らかにされ、やむを得ず31ヘクタールから縮小した理由も説明された。この縮小については、全体の投資計画に大き影響を与える決定とされ、多くの議員から危惧の声が上がることとなった。
さらに、若者及び子育て世代への支援についても議論がなされ、特に高校生や大学生の定期券購入費用について、他自治体の取組を参考にした支援策が求められた。