令和4年9月12日、加須市議会の定例会が開催された。
この会議では市政に関する一般質問が行われ、議員たちは現時点での市の取り組みや課題について活発に意見を交わした。
まず、関口孝夫議員は部活動改革について質問。部活動が子供たちの成長に重要だと訴え、国の方針に対し現場の混乱を懸念した。教育委員会の遠井久夫学校教育部長は、部活動の地域移行が進む中、生徒の意向を無視しないよう配慮して進めていることを説明した。さらに、関口議員は地域特性を生かしたクライミングや女子野球に注目し、部活動推進の重要性を強調した。
次に原田悟議員が質問。市のウェブサイトやSNS活用の促進、また自治体要望とその進捗についての進め方を提案した。特に要望が長期化している状況に対し、改革の必要性を訴え、より迅速で効果的な対応策を求めた。
続いて、金子正則議員は災害対策や水路清掃、さらには地産地消の取り組みを巡り質問を行った。加須市が進める災害時の避難体制や水路整備の重要性を訴え、行政との連携について言及した。また、レジ袋有料化による環境影響などについても質問し、具体的な施策の必要性を強調した。
新井好一議員は防災訓練の重要性を再確認し、災害対応の中で救援が必要な弱者支援の重要度を指摘した。役所と地域団体間の円滑な連携が不可欠だと述べ、特に高齢者への支援を強調した。
最後に野中芳子議員が、教育環境におけるCO2モニターの導入について、市の取り組みを確認。特に教育委員会として健康に配慮した環境が整備されていることを期待したり、レジ袋削減へのさらなる努力を求めたりした。