令和元年第3回加須市議会定例会が開催され、台風第19号における対応や防災に関する重要な課題が議論された。
新井好一議員は、台風第19号の適切な対応や今後の台風対策について、市の見解を求めた。新井議員は、台風による甚大な被害に言及し、避難情報発令のタイミングや政策の見直しを強調した。
市では、台風の影響で発生した河川の氾濫に関し、緊急避難指示を深夜に発令したことが、避難行動において混乱を招いた要因として指摘されている。新井議員は、適切な避難タイミングについて再評価し、避難者の安全確保のための施策強化を求めた。
また、新井議員は避難指示を受けて具体的に避難した市民の行動をもとに、次回の浸水被害に向けた対応策の立案の必要性を訴えた。現在、市では避難情報の発令根拠を見直し、今後の災害時における対策を強化する方針を示している。
当日の議会では、避難所におけるペットの受け入れ体制や、硬水から軟水への変更等、避難所運営の見直しも議題に上った。さらに、複耳な自然災害に予測がつきにくい中、十分な避難所確保が難しい現状についても市民の理解を呼びかけた。
大内清心議員は、防災対策に関わる現実的な取り組みについても言及。特に、液体ミルクや生理用品等、災害時に必要とされる用品を備蓄する必要があるとの意見を提起した。