加須市議会は令和2年第3回定例会を開催し、様々なテーマに関する一般質問が行われた。
最初に松本英子議員は、ウイルス感染症対策や災害支援について質問を行った。特に、災害時要援護者の避難について問題提起し、援助者の配置を強化することを求めた。福田誠一大利根総合支所長は、避難援助者名簿の活用状況を報告し、地域支え合いの仕組みを整備する意向を示した。松本氏は、さらなるモデル地区の設定を提案した。
次に、避難場所と避難ルートについての質問を行った松本議員は、昨年の台風19号を経て見直された避難所の選定状況などを確認した。他の議員も、適切な避難経路の周知徹底を求める発言が続いた。
教育問題では、感染症対策下での教育現場の取り組みなどが議論された。特別教室のエアコン整備、スクールカウンセラーの配置状況が報告され、新型コロナウイルスの影響を受けた子どもたちに対する心のケアの必要性が強調された。
また、防災対策の一環として、地域における自主防災組織の設立についても問われた。加須市では、特に加須地域での自主防災組織の未設置状況が問題視され、設立に向けた支援の強化が求められた。
最後に、加須市の魅力や情報発信に関する議論も行われ、市長は市の魅力を効果的に広めていく意思を示した。また、自主防災組織の活動についても、その重要性を再確認し、地域住民のアクティビティを促す必要性を訴えた。