令和6年第1回加須市議会定例会が2月16日、市役所で開催された。
議長の小坂裕氏は開会にあたり、昨年1月に発生した能登半島地震による被害に触れ、お見舞いの言葉と黙祷を捧げた。その後、埼玉県知事表彰の伝達が行われ、竹内政雄議員が受賞の栄誉に輝いた。
一つ目の重要な議題として、令和6年度施政方針が上程され、加須市長の角田守良氏が説明に立った。角田市長は、新型コロナウイルスの影響から地域が回復しつつあるとの認識を示し、その中で人口減少と高齢化が進行していることを指摘した。「経済社会の担い手の減少や、社会保障制度の維持が大きな課題となる」と強調した。
施政方針に関連して、特に健康に注力する方針が示された。市長は、「年齢とともに介護サービスを必要とされる方が増える。怒っても元気で長生きするためには健康づくりが重要である」と述べ、関連組織の統合による事業展開を推進する意向を示した。
予算案について、一般会計は前年度比8.0%増の427億1,700万円であり、特別会計は249億4,569万円、企業会計は86億3,427万7,000円と発表した。全会計の規模は762億9,696万7,000円となり、過去2番目の規模を維持する意向が示された。特に、全体的な収支の抑制を図りつつ、多様な市民ニーズに応えるための施策が強調された。
続いて、令和6年度加須市一般会計予算や関連議案が議題とされ、各議案に関する詳細な説明が行われた。市の代表者が進行した中で、議案の内容に関する質疑が行われ、議員も市長に対して様々な疑問を投げかけた。
また、公共施設の再整備計画や、防災計画に関する見解が提示され、地域防災への取り組みの強化が求められた。角田市長は、特に「災害に備えることが市民の安全を守るための重要な施策である。」と述べ、危機管理体制の強化を約束した。 "得意の計画"への応援の意味も含まれて述べられた。
本日の議事の後、会期は延長され、引き続き次回以降も様々な議題が審議されることが告げられた。議事は11時34分に終了し、散会された。