令和2年3月17日、加須市議会にて第1回定例会が開催され、令和2年度の予算案が審議された。
議題には加須市住宅新築資金等貸付事業特別会計予算や、女性差別撤廃条約選択議定書の承認請願が含まれる。
特に、令和2年度の一般会計予算は380億1,900万円で、前年度比で4.4%の増加が見込まれていると****新井好一議員*****が報告した。
議会では、近年の景気回復を背景に、予算案は前向きに評価される。
また、特別会計予算に関する議論も続き、国民健康保険事業や介護保険事業における歳入歳出の適正配分の重要性が強調された。
審議の中では、議員定数の見直しについても議論があり、複数の議員が減員に伴う影響への懸念を述べた。それに対して、反対意見としては「周辺部の住民の声を軽視している」などの意見も存在した。
女性差別撤廃条約選択議定書に関する請願については賛否が分かれ、最終的に不採択の結果に終わった。議長(竹内政雄君)は、今後も市議会として議会改革に取り組む必要があると訴えた。
特に、財政運営の厳しさの影響を受け、将来の収支均衡を意識した予算編成が求められているとの意見に対し、議員全員が一致して取り組む姿勢を示した。
今後もこの予算案に基づいた事業が市民サービス向上につながるか注目される。