令和3年6月21日、加須市議会の第2回定例会が開催され、様々な議題が上がった。
特に注目されたのは、コロナ禍における学校教育の現状に関する議論である。
竹内政雄議員は、学校生活が1年以上続く新型コロナウイルス感染症の影響で、制約が多くの児童・生徒に与えられていることを指摘し、現場の教師への感謝の意を表した。
学校教育部長の中里孝君は、感染防止対策を徹底し、クラスターの発生なく学校生活を送ることに成功したと報告した。
その上で、今後も継続的な感染症対策が必要であると強調した。
次に予防対策について、中里部長は、各学校がマスクの着用や手洗いの徹底を行っていることを述べ、体育の時間にはマスクを外す工夫がされていることを紹介した。さらに、アフターコロナの取組として、学校生活を戻していくための施策も言及された。
また、竹内議員は新学習指導要領についても質問し、新しい学び方の導入とその実施状況について確認した。中里部長はアクティブ・ラーニングの重要性、及びプログラミング教育の増加が反映されていると答えた。
議論は続き、ワクチン接種が進む中でのコロナ対策や、今後の教育方針についても話し合われた。教育長の渡邉義昭君は、子どもたちの未来を支えるため、地域全体での子ども育成の重要性を強調した。
続いて、池田年美議員による環境基準計画の進展に関する質問がなされ、福田環境安全部長は、再生可能エネルギーの普及を図る方針を示した。
会議の終盤では、金子正則議員がオリンピック・パラリンピックに関する疑問を投げかけ、加須市がコロンビア共和国の事前トレーニングキャンプを受け入れる計画について詳細が述べられた。
最後に、新しい加須市の歌について議論され、清谷建設部長が都市計画法に基づく地域開発の状況について回答した。市は今後も地域密着型の支援を続けると、議員たちに確認し、議会は閉会した。