令和2年第1回加須市議会定例会が開催された。市長は施政方針で、新型コロナウイルスの影響で困窮する市民や子どもたちへの支援策について言及した。
特に、産婦人科の開設が進まない現状に危機感を持ち、市内唯一の産婦人科がある病院に対し、積極的な窓口支援を行い、医師の確保を目指す方針を再確認した。
加須市の中小企業にも目を向け、景気調査や補助金制度の充実を図り、事業の継続支援を強化する必要があると述べた。特に、消費税増税の影響を受ける中小企業に対しては、市民の生活向上に向けた道筋を示すことが求められた。
また、非常時に備えたトイレ機能の確保も心掛けられており、避難訓練やコミュニティでの防災活動を促進する旨が触れられた。
さらに、マイナンバー制度の浸透についても触れられ、独自利用の可能性や利便性の向上を求められた。特に、地域に密着した意見収集や市民の安心感を高めるための取り組みが不可欠だと主張された。
このシンポジウムでは、双葉町出身の方々が参加し、避難生活の経験談を伝える貴重な機会となる。加須市では、あらゆる市民が防災意識を持つことがカギであり、一般市民との意見交換や情報発信の強化に寄与する方針だ。