令和5年11月30日、加須市議会にて第4回定例会が開かれ、様々な議案が審議された。この中で特に注目されたのは、令和5年度加須市一般会計補正予算や複数の医療関連の補正予算についてである。
山本仁美議員は、令和5年度加須市一般会計補正予算(第6号)の内容に関し質問を行い、特に学校施設の危険樹木に関する質疑が展開された。斉藤千恵美生涯学習部長は、緊急安全点検の結果を踏まえて剪定や伐採を進めることで安全が確保できると述べた。
議会では、また、令和5年度加須市国民健康保険事業特別会計補正予算(第2号)についても議論された。この件に関しては、松永勝也健康医療部長が産前産後期間における国民健康保険税免除制度の改正について詳細に説明し、対象者の健康保険加入状況を確認するためにマイナンバーカードを利用する制度についての理解を求めた。
さらに、令和5年度加須市介護保険事業特別会計補正予算に関しても多くの質疑があり、今後の地域包括ケアシステム深化を目指した各種施策についても言及された。部長たちは、地域の高齢者福祉や障害者支援の基盤整備についての予算の重要性を強調した。特に、福祉施設の充実と地域貢献を意識した事業運営が今後の課題として挙げられた。
その後、議案の採決が行われ、多くの議案が原案通り可決された。ただし、個人番号利用に関する条例改正については、個人情報保護に関する懸念もあり、議論が続く状況である。