令和4年第1回加須市議会定例会が2月8日に開かれた。
議長の新井好一氏のもと、各議案の審議が行われ、令和4年度加須市一般会計予算の承認が焦点となっている。
大橋良一市長は、開会にあたり、新型コロナウイルス感染症の影響下、全体に影響が及んでいる地方経済について懸念を表明した。
また、医療従事者や福祉関係者への感謝の意を表し、さらなるサポートが必要であると強調した。
市長は、今年度予算に関し、「379億1,400万円」を投じることを説明し、一般会計の削減も考慮する必要があるとの見解を示した。
市長は、令和4年度の予算案の重点施策として、新型コロナ対策や少子化対策を挙げ、特に子育て支援施策の必要性についても言及。
「現時点で44の施策を推進し757の事業を実施予定」と述べ、具体的な施策として、がん検診の拡充や、感染症対策の強化等を明示した。
地域医療体制の充実に関しては、埼玉県済生会加須病院の開院を控え、医療の質向上を目指してデジタルネットワークを活かした地域医療連携の強化に取り組むことを説明。
新たな医療支援を通じ、市民の健康を守る全体の態勢を整える方針が示された。
新井議長は、会期が31日間にわたると発表し、議案の質疑など円滑な進行を促した。
また、運営委員会の報告を受け、予算については異議のないことを各議員に求めた。
その結果、すべての議案が承認され、引き続き議会の運営に向けた議論が行われる予定である。
これにより、議会に提出された各議案が円滑に進行することが期待されている。